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Akamai によって、Adobe TV はエンドツーエンドの動画管理および公開プロセスを合理化し、10% 近いトライアルダウンロードのコンバージョンレートを実現しています

「Akamai によって、オンライン動画の使用に関する当社のビジョンを実現できるようになり、より強力な方法で顧客基盤と関わることができるようになりました。Adobe TV サイトからのトライアルダウンロードの 10% 近いコンバージョンレートによって、この試みの成功が明らかになりました。つまり、効果的に視聴者の関心を引き付け、ウェブサイトの訪問者を買い手に変える可能性を高めています。」

Bob Donlon 氏 , エグゼクティブプロデューサー , Adobe TV

状況

2008 年 4 月からサービスを開始した Adobe TV は、世界水準のクリエイティブツールである Adobe Creative Suite® 製品群を含む Adobe 製品に関する専門的なインストラクションやインスピレーションを提供する無料のオンライン動画リソースです。Adobe TV は、クリエイティブなコミュニティに情報を提供し、刺激を与え、かつ楽しませるように設計されており、オンライン(tv.adobe.com)で新しい Adobe Media Player のネットワーク番組として利用できます。Adobe TV では、顧客や見込み客が積極的に Adobe 製品を使用して新しい製品の良さを理解してもらえるように、作成から再生まで Adobe の最先端の動画テクノロジーの力をデモンストレーションしています。最初の 2 か月で Adobe TV ウェブサイトに 250,000 人近いユニークビジターと約 150 万回の再生を記録しました。また、Adobe TV ネットワークを介して 130 万人のユニークビジターが 2,000 万回以上 Adobe Media Player で視聴しました。

課題

Adobe では、効率的かつ迅速に新しいコンテンツを複数の配信チャンネルに毎日公開できるようにすること、また申し分のない体験を世界中のユーザーに提供することを最初から目指していました。これが Akamai を採用することになった理由です。

目標

Adobe では、ブランドと目標をサポートするために以下の 2 つの重要な要件を満たす必要がありました。

  • より優れたエンドユーザー体験を確保する: Adobe は、クリエイティブで優れたウェブ体験に根ざしたブランドを持つグローバル企業として、世界中のユーザーが高品質な映像を楽しめるようにする必要がありました。
  • コンテンツの公開を合理化する: Adobe には、スタッフがコンテンツを Adobe TV サイトと Adobe Media Player の両方に効率的かつ頻繁に公開することを可能にするソリューションが必要でした。

Akamai を選ぶ理由

短時間で提供できる

「Adobe は、固有の要件に適応させる Akamai の能力、および企業目標を達成するための Akamai Stream OS の柔軟性に感銘を受けました。さらに、Akamai の Content Delivery Network(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク、CDN)は世界中の視聴者に達するための優れた能力を備えていました。それで、Akamai を選択したことは正しい判断でした」と Bob Donlon 氏(Adobe TV のエグゼクティブプロデューサー)は述べています。

Adobe が Akamai をパートナーに選んだ後、比較的短い時間で容易に Adobe TV を立ち上げて稼動させることができました。Akamai Media Framework(プレーヤー・ソース・コードを備えた開発者ツールキット)は、Adobe が Akamai Stream OS ワークフローおよびメディア・デリバリー・ネットワークに簡単に接続することを可能にする基盤を提供します。「カスタム動画プレーヤーアプリケーションを含め、この規模のプロジェクトを立ち上げるのにたった 5 か月しかかからなかったというのは驚異的です」と Donlon 氏は述べています。

柔軟なプラットフォームを利用する

さまざまなワークフローに対応できるなど Stream OS ソリューションの柔軟性は、Adobe にとって非常に重要でした。たとえば、デモンストレーションした Adobe 製品のトライアルバージョンをサイト訪問者がダウンロードできるように、Adobe TV の動画の横にリンクを含めたいと考えていました。「すべてのウェブページを手動で更新することになれば、チームに多大な負担を掛けることになりました」と Donlon 氏は説明しています。Stream OS を使用することにより、Adobe では各動画に関連付けられたメタデータの一部としてリンクを含めることができています。動画を発行すると、リンクが自動的に表示されます。加えて、メタデータによりサイト訪問者はコンテンツを簡単に見つけることができます。

公開プロセスを合理化する

Adobe では、視聴者の常連層を形成し、繰り返しアクセスしてもらうために新しいプログラムを毎日提供することの重要性を理解しています。200 本の動画を公開して以来、2~6 本の新規動画を毎日(平日)公開してきました。Adobe では Adobe TV と Adobe Media Player の両方に公開しているため、二度手間が生じる可能性がありました。基盤となるテクノロジーについて学習しなくても、同時に複数の従業員が Adobe TV のコンテンツを公開できるようにする必要がありました。

Akamai の Stream OS ソリューションによって、実質的にシームレスなワークフローを使用してストリーミング動画を公開できるようになりました。また、動画を手動で公開した場合に通常は生じるボトルネックを減らすこともできました。「このソリューションがなければ、コンテンツを 2 つのロケーションに手動で公開しなければなりませんでした。これは、コストがかさむ、めんどうな作業です」と Donlon 氏は説明しています。

RSS の利用

Adobe Media Player は、CBS、MTV Networks、Universal Music Group、PBS、Condé-Net、Scripps Networks など主要なテレビ放送局や有数のコンテンツメーカーによる幅広いテレビプログラムおよびエンターテインメント動画コンテンツを提供するデスクトップストリーミング動画プレーヤーです。

Adobe Media Player では、RSS フィードを利用して、規模の大きいコンテンツライブラリーの更新および公開を行います。Stream OS では、Media Framework(Adobe Flash® Player への RSS の構文解析および公開をサポートするプレーヤーのベストプラクティスを提供します)と RSS Manager(RSS フィードの簡単な作成およびコンテンツの変更を行います)の両方で RSS 公開標準をサポートしています。

「特に、当社のメディアプレーヤーは RSS アグリゲーターであるため、公開ワークフローを実現するために Stream OS を利用することは簡単でした」と Donlon 氏は述べています。コンテンツは、適切な RSS フィードにマップされた Stream OS 内のディレクトリにアップロードされます。これにより、公開を手動で行う必要がなくなります。別の RSS フィードを作成することによって、他の配信チャンネルを簡単に追加できます。

シンジケート番組での配信

Adobe の目標は、できるだけ多くの人に自社製品の情報を発信することです。ユーザーが自分のサイトまたはページに Adobe の動画を埋め込むことができるようにすることによって、情報が到達する範囲を大幅に広げています。「第三者のサイトに表示される場合でも、Akamai が当社の動画すべてを配信しているので、体験を制御し続けることができ、再生品質が Adobe ブランドの評判を高めると確信することができます」と Donlon 氏は述べています。Adobe は口コミの力とインターネットのネットワーク効果を利用することによって、実質的なマーケティング投資なしに、メッセージの到達範囲を広げ、Adobe TV の成果を高めることができています。

エンドユーザー体験のカスタマイズ

Akamai Media Framework は完全にオープンソース化されているため、Adobe は固有の要件を満たしたカスタムストリーミング動画プレーヤー体験を作成できました。これには、レーティングや人気によるランキングなどのコミュニティ機能が含まれます。視聴者がコンテンツを評価すると、Stream OS はその情報を RSS フィードで Adobe TV インターフェースに公開します。Adobe では、Stream OS レポーティングツールによって、Adobe TV サイトで、また Adobe Media Player を使用してコンテンツにアクセスした視聴者の人数を特定できます。

オンライン動画のメリットを十分に活かす

Adobe にとって動画は、クリエイティブなコミュニティに情報を提供し、刺激を与え、かつ楽しませる効果的な手段です。また、動画によってほとんどの Adobe 製品の取得方法をユーザーに示すことができます。Akamai が提供する Adobe のメディア管理および配信ワークフローによって、世界中の何百万人ものデザイナーや開発者によって視聴され、一方で収益に直接影響を与える動画を簡単に管理および分類することができます。「Adobe TV に関する Adobe のビジョンは、オンライン動画を使用してより強力な方法で顧客基盤と関わるようにするというものでした。Adobe TV サイトからのトライアルダウンロードの 10% 近いコンバージョンレートによって、この試みの成功が明らかになりました。つまり、効果的に視聴者の関心を引き付け、ウェブサイトの訪問者を買い手に変える可能性を高めています」と Donlon 氏は結んでいます。