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fuboTV - キックオフはいつもライブで

fuboTV、Akamai とのパートナーシップによりライブ配信品質のオーバーザトップ・ネットワーク・サービスを提供するとともにコストの大幅削減を実現

「ずっと Akamai のサービスを利用したいと思っていましたが、スタートアップで採用することに経済面での意義があることが分かり嬉しく思います」

Sung Ho Choi 氏 , CTO , fuboTV

状況

2015 年 1 月に設立されたばかりの fuboTV 社は、サッカーコンテンツのライブ配信、ストリーミング、キュレーションを世界中のネットワークで提供する最大のオンラインプロバイダーです。同社のオーバーザトップ(OTT)ストリーミングサービスにより、サッカーファンはリニア・ケーブル・ネットワークを介したライブの国際試合やトーナメント、24 時間クラブチャンネル、TVシリーズ、ニュースに 1 つのプラットフォームでアクセスできます。現在 fuboTV 社では、La Liga、Serie A、Ligue Un、Primeira Liga、Copa America、English League Cup など世界の主要なサッカーリーグの半数以上を配信しています。さらに、AJAX Amsterdam、Borussia Dortmund、Everton とクラブパートナーシップも締結しています。2015 年後半の時点で、fuboTV 社はカナダと米国の契約者に週 30~40 試合を配信しており、米国では 6000 万人以上のサッカーファンが占めています。

課題

fuboTV 社の CTO を務める Sung Ho Choi 氏によれば、高品質な OTT を配信するうえで最大の課題の 1 つは、公共インターネットでのストリーミング配信中に動画の中断を回避することだそうです。当初 fuboTV 社は自社運用のサーバーで動画をトランスコーディングして他のプロバイダーでストリーミング配信していました。そしてこれを補うために、多数の CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)プロバイダーのサービスをつなぎ合わせていました。それでも、バッファリングのない高品質なストリーミング動画の配信に苦心していました。さらに Choi 氏は、複数のサービスプロバイダーを利用することが fuboTV を設立する上で最も経済的な選択肢であると考えていました。ところが同氏は、増大するトラフィックボリュームに対応するために他のプロバイダーにある同社の動画ストリーミングサーバーを継続してアップグレードしていたことに気付きました。

目標

fuboTV 社では、会社の目標を達成するために以下の 3 つの重要な要件を満たす必要がありました。

  • TCO の削減。同社は、サービスに対する消費者の需要が拡大するのに応じて、ストリーミング動画提供のコストを管理しなければならなくなりました。
  • パフォーマンスの向上。fuboTV 社は、消費者の期待を満たせる、ライブ配信品質のオーバーザトップ(OTT)コンテンツを配信する必要がありました。
  • 迅速な市場投入。スタートアップ企業である fuboTV 社のスケジュールは、月単位ではなく週単位で組まれていました。

Akamai を選んだ理由

実証済みのソリューションで迅速にライブ配信

コストを削減して動画のパフォーマンスを向上させるために、Choi 氏はエンドツーエンドのソリューションを提供するオンラインストリーミング動画プラットフォームのプロバイダーを検討しましたが、なかなかコストに見合わないことがわかりました。こうしたプロバイダーの多くが旧式のシステムを使用しており、ライブ環境でのストリーミング動画の配信は不可能でした。「Akamai だけが動画をコスト効率よくライブ配信できることが分かったのです」

Choi 氏は、Akamai の Adaptive Media Delivery および Media Services Live こそ、大規模環境における実証済みのソリューションであると評価しました。「他のプロバイダーもグローバル配信できると主張していましたが、大規模なイベントの配信に成功したのは Akamai を含め数社だけでした」

Choi 氏はまた、世界中のどこで動画をストリーミング配信することになっても支払いは定額であるという点も気に入りました。最終的にかかるコストが分からなかったため、他の CDN は fuboTV 社の選択肢から消えました。実際、Akamai 以外の CDN を利用した場合、米国外の一部地域、たとえばアジア太平洋に動画を配信すると料金が 2 倍にもなることが分かりました。「グローバル進出に応じた価格の予測可能性は、Akamai の大きな魅力のひとつでした。ずっと Akamai のサービスを利用したいと思っていましたが、スタートアップで採用することに経済面での意義があることが分かり嬉しく思います」と Choi 氏は言います。 

Choi 氏が Akamai のストリーミング動画サービスの導入を決断した後、同氏とそのチームは、切り替えが短期間で済み、簡単であることを知りました。「移行はスムーズにいきました。Akamai はそのソリューションを現場で実証しており、移行と稼働開始の明確な手順を定めていましたから」と Choi 氏は続けます。

コストの削減

Choi 氏たちのチームの時間とコストの節約はすでに進んでいます。それまでは、エンコードした動画を衛星設備に送信し、信号に変換してから、IP 経由で送信しなければなりませんでした。このためには、2 チャンネルごとに少なくとも 1 台のストリーミング動画サーバーが必要でした。fuboTV 社は事業規模を拡大して 15 チャンネルを配信するようになったため、費用も増大しました。「Akamai はトランスコーディングとパッケージングをすべて定額処理してくれるので、すでに毎月 $4,000~$5,000 の節約額になっています。最終的には月当たり $12,000 の節約になるであろうと考えています」と Choi 氏は言います。

最適な視聴を実現

Akamai が fuboTV 社のライブストリームのインジェスチョンと配信の処理を開始すると、パフォーマンスに関する問題がすべて解決しました。Akamai のサービスでライブ配信を開始して間もなく、fuboTV 社は 2 つの大きなサッカーイベント – El Clasico と Copa America – のストリーミング配信を成功させました。しかも、ストリーミングのパフォーマンスに一切の問題はありませんでした。El Clasico のプレビューモードでは、同時視聴者が 13,000 人に達しました。同時に、バッファリング率が 40~50% 減少しました。

ライセンス契約の遵守

fuboTV 社はライセンス契約でコンテンツを提供しているため、販売契約に対する一切の違反がないよう、対策を取らねばなりません。このため、同社は Akamai のトークン認証を購入して、ストリームと暗号鍵を保護することにしました。また、Akamai のコンテンツターゲッティング機能を利用して、コンテンツが制限地域にストリーミングされないようにしました。「このように、Akamai はライセンス契約の観点から当社の法的責任をカバーしてくれています」と、Choi 氏は説明します。

戦略的パートナーシップを築く

fuboTV 社と Akamai のパートナーシップにより、急成長するこのスタートアップ企業にとっての新たな可能性が生み出されました。「Akamai は、質の高いサービスを提供するだけでなく、信頼できるアドバイザーとしての役割も果たしてくれています。Akamai から提供される情報によって、ライブストリーミングのベストプラクティスを把握し、消費者が放送領域で体験するものに近いレベルで OTT ストリーミングを配信できるのです。Akamai のような世界クラスのサービスプロバイダーとパートナーシップを組むことで、ストリーミングに関する問題の解決にリソースを費やすことなく、優れたアプリケーション体験の提供に専念できます」と、Choi 氏は締めくくりました。

fuboTV 社について

サッカーファンが行きつく先にある fuboTV 社は、ライブのストリーミング・サッカー・コンテンツの最大のオンラインプロバイダーです。同社のプラットフォームは、サッカーを専門にしたライブスポーツ、ケーブルネットワーク、24 時間クラブチャンネル、インターナショナルブロック、TV シリーズ、ニュースのバンドリングに特化した初のクラウドベース TV サービスです。fuboTV はサブスクリプションサービスであり、ユーザーは http://www.fubo.tv を介してデスクトップでこのサービスを利用できます。また、Amazon Fire TV、Android フォンおよびタブレット、Chromecast、iPad、iPhone、Kindle Fire、Roku によりモバイルにも対応しています。