mPulse を通じてサイトの速度を把握したら、その速度を向上させる方法を特定できます。データのビーコンが到着するたびに、mPulse ダッシュボードには、バックエンドタイマーとフロントエンドタイマーの概要のほか、経時的なパフォーマンス推移を示すスパークラインが表示されます。また、フロントエンドとバックエンドのパフォーマンスおよびトラフィックの経時的な内訳も視覚的に表示されます。mPulse を使用すると、サイトの遅延がユーザーにもたらす影響を直接測定できるため、必要な速度をより正確に予測でき、改善の優先順位を決めることができます。
重要事項を測定
Akamai mPulse を使用して、Web サイトとアプリケーションのパフォーマンスをビジネスの成果と関連付けることができます。Akamai mPulse は、リアルタイムのユーザーのふるまいデータ、詳細な指標、予測分析を組み合わせたリアルユーザー監視(RUM)ソリューションです。サイトの変更が収益やその他の結果に与える影響を評価し、実用的な知見を獲得して、パフォーマンス、ユーザビリティ、デジタル体験全体を向上させるためのシナリオをモデル化します。
すべてのお客様のデジタル体験を最適化する
mPulse の仕組み
機能
- あらゆるユーザーイベントの発生時にデータを収集します。そのデータは、履歴分析用に 13 か月間保存されます
- サイト全体の主要指標を分析し、デジタルビジネスを最適化します。Google Core Web Vitals も対象です
- ボットと人間のトラフィックを区別し、ボットがビジネス指標に与える影響を監視します
- 高度な「what-if」分析により、更新がサイトのパフォーマンスにどのような影響を与えるかを特定します
- 異常なふるまいを自動的に発見し、潜在的な問題を防止します
- 広告や分析などの用途を持ったサードパーティのリソースの監視および管理を行い、必要に応じて最適化します
mPulse で解決できるビジネス上の一般的な問題をいくつかご紹介します。
ユーザー体験
卓越したユーザー体験の実現
主要パフォーマンス指標(KPI)を追跡するリアルタイムの実用的な知見とカスタム指標を取得して、Web サイト固有のパフォーマンス最適化の機会を完全に可視化できます。
サードパーティの監視
サードパーティのリソースを監視
サードパーティベンダーのリソースやスクリプトは、広告、分析、ソーシャルメディア、その他無数の目的に使用されています。mPulse を活用することで、そうしたサードパーティリソースのパフォーマンスへの影響を簡単に監視し、管理できます。
サイトの機能強化
サイトの強化項目の優先順位付け
パフォーマンスのボトルネックを特定し、コンバージョン率やサインアップ率、ページビュー、訪問者維持率、ページ離脱率、同様の要素など、KPI のビジネスに対する実際の影響を把握します。特許権取得済みの「What-if」分析では、パフォーマンスと収益およびコンバージョン率間の関係性の変化に対するサイトの反応を予測します。これにより、企業は、最大の効果を得るために、最初に解決すべき問題に優先的に取り組めます。
ピーク時のスケーリング
ピーク時のスケーリング
デジタルサイトで、ユーザーのふるまいやトラフィックに環境的な変化が生じた場合でも、Web ユーザーとモバイルユーザーの全体像を把握し、実際のパフォーマンスの問題をリアルタイムで特定することができます。サイトの速度のほか、トラフィックやオンラインアクティビティの急激な変化に合わせてスケーリングし対処するというビジネス目標を達成するためにすべきことを評価します。
よくある質問(FAQ)
ダッシュボードでの共有や、週次、月次、または年次の分析のための定期的な実行を目的としたカスタム mPulse レポートを作成できます。また、ビジネス上の特定の問題を解決するために単発のレポートを作成することもできます。
mPulse は、実際のユーザーから次のカテゴリーのデータを収集します。
- Largest Contentful Paint(LCP)、First Input Delay(FID)、Cumulative Layout Shift(CLS)などの Core Web Vitals
- パフォーマンス指標(TTI、TTFB、ページ読み込み時間、DOM 読み込み時間など)
- 最上位レベル(ドメイン、タイムスタンプ、IP アドレスなど)
- セッション(セッション ID、セッション開始時刻)
- ユーザーエージェント(ブラウザーファミリー、メジャーバージョン、デバイスタイプなど)
- 地理(国、地域など)
- 帯域幅(kbps や帯域幅ブロックなど)
- カスタム指標(コンバージョン率や収益など)
- カスタムディメンション(店舗番号、ログインステータス、オリジンサーバーなど)
- サードパーティ分析(Google、Adobe、IBM Digital Analytics など)
- リソースタイミングのデータ(startTime、dns_start、dns_end など)
- JavaScript エラー
Akamai から Web トラフィックが提供されなくても、mPulse を使用してパフォーマンスデータを収集および分析できます。ワークフローはほぼ同じですが、小さな例外はいくつかあります。まず、mPulse アプリを作成してから、オリジンサーバーにあるサイトのページに mPulse スニペットを手動で配置するか、その処理にタグマネージャーを使用する必要があります。
リソース

無料の RUM ソフトウェア:mPulse Lite
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内容は次のとおりです。
- リアル・ユーザー・パフォーマンス
- リアルタイム分析
- エグゼクティブおよび DevOps のダッシュボード
- iOS モバイルアプリ
- 100 万ビーコン/月
mPulse にアップグレードすると利用できる機能:
- アラート生成
- レポーティング
- データサイエンスの知見
- 異常検知
- カスタムディメンション、指標、タイマー
- 無制限のページグループ
利用規約と制限事項が適用されます。
リクエストいただきありがとうございます。
間もなく Akamai のエキスパートより、お客様のデモのスケジュールに関してご連絡差し上げます。