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株式会社U-NEXT

アカマイの画像サイズ自動変換ソリューションが、 マルチデバイス時代のコンテンツ配信を強力サポート

映像作品の配給元であるコンテンツホルダーによっては『この会社のシステムを使っていなければ配信させない』という条件のところもありますが、アカマイのサービスはコンテンツホルダーからの信頼が絶大なのです。

NEXT事業本部 システム開発部 鈴木 俊介氏 , U-NEXT

Image Converterの導入で手間とコストを大幅削減

株式会社U-NEXTは日本最大規模の映像配信サービス「U-NEXT」を運営している企業。映像配信サービスU-NEXTの配信本数は8万本以上、洋画、邦画、テレビドラマ、アニメ、ドキュメンタリー番組などさまざまなコンテンツを、一般のユーザー向けに有償で提供している。PCをはじめ、スマートフォン、タブレット、対応テレビ、セットトップボックス、ブルーレイディスクプレーヤー、ゲーム機など、通信環境やディスプレイサイズの異なる多様なデバイスをサポートする。

U-NEXTは2014年春にスマートフォン向けのサービス提供UIをリニューアルしたが、その際にユーザー端末の画面に合わせてコンテンツ画像サイズを自動変換するアカマイのソリューション「Image Converter」を導入し、結果として従来よりも管理・運用コストを大幅に低減できたという。導入と運用に携わっている同社NEXT事業本部システム開発部の鈴木俊介氏とNEXT事業本部サービス企画部の中島健氏にお話を伺った。

U-NEXTサービスのスマートフォンWebサイトにアクセスすると、洋画、ドラマ、アニメ などジャンルに分けられたメニューがあり、ジャンルごとに一押し映像タイトルがサムネイル画像(タイトルサムネ)として表示される。ここでジャンルを選択するとそのジャンルの映像のタイトルサムネが現れ、さらに映像タイトルを選ぶとタイトルの説明がサムネイルとともに表示される。ドラマなど連作では各話のタイトルサムネが並ぶことになる。またこれらサムネイル画像の表示サイズや解像度はアクセスする端末によって、それぞれ最適なものを表示する仕組みになっている。

このようにU-NEXTのサービスにおいては、コンテンツホルダーから提供された画像を複数の画像サイズに変換する作業が大量に発生していた。「1つの作品の画像を、PC、スマートフォン、タブレットなど表示する端末ごとに何パターンもサイズを変えて用意する必要があり、バッチで作成していました。これ自体も時間がかかる作業なのですが、最近では画面サイズは小さいが高解像度のディスプレイが多くなってきて、サムネイル画像がぼやけて見えてしまう場合が出てきました。ただし、画質を上げたからといってモバイル端末でのアクセスが重くなってしまってはいけないので、どうにかこれを解決できないかと思っていました。そこでImage Converterを紹介いただいた のです」(中島氏)

「アカマイを使っている」という信頼

Image Converterはアカマイの配信ソリューションのオプション機能として提供されているもので、オリジナルの画像を1つ用意すれば、複数の画像サイズへの変換処理をクラウド上で自動的に行うサービスだ。U-NEXTは以前からアカマイのCDNソリューションを利用しており、今回のリニューアルに当たってImage Converterを追加で導入した。CDNも含めて他社のサービスでなくアカマイを 選んだのにはいくつかの理由がある。

「映像作品の配給元であるコンテンツホルダーによっては『この会社のシステムを使っていなければ配信させない』という条件のところもありますが、アカマイのサービスはコンテンツホルダーからの信頼が絶大なのです。サムネイルに使う画像も作品と同じ著作権に関わるものなので、コンテンツホルダーに『アカマイを使っている』と伝えられることでコンテンツ許諾に関してリスクが減ると考えました。もともと画像サイズ変換は自社で行って配信していたのですが、マルチデバイスを対象にしていることもあって多くの画像を作らなくてはならず、1枚の画像から自動変換するシステムを作っている会社はないかと探していたところ、アカマイからImage Converterの提案を受け、CDNで処理できるのならWebページに画像が多くなったとき読み込みが遅くなる課題も解決できると思いました。」(鈴木氏)

Image Converterの導入作業は、アカマイCDNを利用しているということもあって難しいところはなく、スムーズに進んだという。「U-NEXT側でサイト全体の画像を出す部分を変更する作業が必要になって少し時間がかかったのですが、それがなければ1週間程度で導入できていました」(鈴木氏)

管理面・運用面のコストを劇的に改善

リニューアルからまだ期間は短いが、導入前と比べて大きな効果が得られたと中島氏も鈴木氏も口をそろえる。

「UIリニューアルと同時に、表示の高速化対応も行ったのですが、リニューアル後に外部の人から『サイトだいぶ軽くなったね』との声をいただきました。一般の方でも十分高速化が感じられるくらいに速くなりました。タイトルサムネの読み込み速度で比較すると、以前79ミリ秒かかっていたものが、リニューアル後は画像サイズが2倍以上に増えているにもかかわらず読み込み速度は19ミリ秒になり、大いに高速化しました」(中島氏)

「管理面からも運用面からもコスト的にはものすごく下がっています。管理もしやすくなりました」以前は各種サイズの画像をサーバに置いていたが、オリジナル画像だけになることで設備費を削減でき、画像サイズ変換に関しても変換作業がなくなるだけでなく、その後に行っていた画像の確認作業が大幅に減ったことが大きいと鈴木氏は話す。基本的にオリジナル画像だけを管理すればよくなったため、コンテンツホルダーからの画像差し替えの依頼があっても、画像を1つアップロードすればよく、すべての画像サイズで確認する必要がなくなったという。

映像配信サービスは今後の拡大が大きく期待される分野であり、かつ配信対象のデバイスもモバイル中心にこれからどんどん変化していくことも予測されるが、そうした変化への対応に関しても評価 は高い。

「今後、いろいろなデバイスへの対応が増えたり新しいものが出てきたりしても、こちらのWebサイトの作り次第で柔軟に対応できます」(鈴木氏)