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株式会社カービュー

アカマイソリューションが実現した、東アフリカ地域への高速コンテンツ配信

アカマイ導入後は、サポートセンターに寄せられていた『遅い』という苦情が激減しましたね。1ページ1秒ちょっとで見られるようになったので、ストレスを感じないレベルになったのだと思います。

開発本部 技術制作部 国内事業開発チーム マネージャー 長島 康氏 , カービュー

概要

株式会社カービューは、国内最大級のクルマ総合情報サイト「carview!(カービュー)」や自動車好きのユーザーが集まるクルマ専門SNS「みんカラ(みんなのカーライフ)」、中古車輸出支援サービス「tradecarview.com」等のクルマに関するサイトを運営する企業だ。その中でも「tradecarview.com」は2004年に立ち上がり、日本国内の中古車情報を紹介するオンライン中古車トレードサイトとして世界向けに展開されている。現在は200以上の国と地域のユーザーに登録されている。「tradecarview.com」では日本にあるサーバーのコンテンツを世界中に配信するためにアカマイソリューションを使用している。なぜアカマイなのか、その理由を導入当時、海外事業の技術リーダーで、現在は開発本部技術制作部国内事業開発チームマネージャーを務める長島康氏に伺った。

メインターゲットである東アフリカ地域のユーザーから入ったクレーム

「tradecarview.com」は、国内の中古車関連事業者が在庫情報を掲載し、海外ユーザーとの取引はもちろん、決済サービスや輸出手続きのサポート等も活用できるサイトだ。そして少し意外に感じるかもしれないが、カービューが「tradecarview.com」でメインターゲットとしているのが、ザンビア、ケニア、タンザニア、ウガンダなど 東アフリカ地域の国々である。実はこれらの国々は1960年代までイギリスの支配を受けていたため、右ハンドル車の輸入が可能であり、また、しっかりとした車検制度がある日本の中古車は質も良い為、年式が古く走行距離が長い中古車に対しても、購買意欲が高いという背景がある。ところが、そのメインターゲットである東アフリカ地域のユーザーからtradecarviewのサポートセンターに、「サイトが遅い」「メールが届かない」「画像が表示されない」といった苦情が寄せられるようになった。

ターゲット地域に拠点があるのはアカマイだけ

「(日本から東アフリカまでの)物理的な距離もさることながら、東アフリカに向けて高速配信する仕組みがないことで、配信速度に問題があるのではないかと考え、インターネットのコンテンツを速くするにはどうしたらよいか検討しました」(長島氏)

どうしたらコンテンツをターゲット地域に高速に配信できるのか、そのソリューションを探していた長島氏が選択したのはDynamic Site Accelerator(DSA)を利用する以外に、非同期配信を使うことや東アフリカに近い場所にデータセンターを置くことなども検討したという。だが、非同期配信では根本的な問題の解決になるのか疑問が残り、また海外のデータセンターを使うことには運用面で投資に見合った効果が得られるのかが問題となり、DSAによる解決を目指すことにした。とはいえDSAの類似サービスを展開するベンダーは複数ある。なぜアカマイを選定することになったのだろうか。

「一番大きなポイントは、アカマイが東アフリカに拠点を持っていたことですね。他のベンダーはアフリカには進出していなかったのです。もうひとつのポイントは、アカマイだけがネットワーク経路を動的に選択する独自の機能を使っていて“高速道路”並の速さを得られると考えました」(長島氏)

Dynamic Site Acceleratorは、グローバルに展開されたアカマイのエッジサーバー上で展開されている製品であり、エンドユーザーがウェブサイトにアクセスした時、ユーザーに物理的な一番近いエッジサーバーをアサインすることに加え、遅延やパケットロスなどの状況をリアルタイムに考慮し、最適なルーティング経路を選択することでWebパフォーマンスを大幅に引き上げるソリューションだ。

平均表示速度が約3.5倍に高速化

長島氏の判断により、開発が始まったのが2011年6月中旬。さまざまなものが平行して動くなかでも、8月初旬にはアカマイソリューションの導入が完了した。その結果はどうだったか。

「tradecarview.com」では中古車1台あたり最大30枚まで画像が登録できることもあって、ページによって表示速度は異なるが、全ページの平均表示速度はアカマイソリューション導入前の4.365秒から、導入後は1.234秒まで、およそ3.5倍に大きく高速化された。

「アカマイ導入後は、サポートセンターに寄せられていた『遅い』という苦情が激減しましたね。1ページ1秒ちょっとで見られるようになったので、ストレスを感じないレベルになったのだと思います」(長島氏)

導入後はトラブルもなく、アカマイのサポートにも満足していると長島氏は話す。国内事業開発チームに移った長島氏だが、SNSの「みんカラ」での画像配信でもアカマイを選定した。今後もユーザーメリットのあるソリューションがあれば検討していきたいという。

「アカマイの海外ネットワークのさらなる基盤強化には期待しています。また、新しいソリューションは常に試しています。弊社のサービスにマッチし、大きく伸びていくものであれば取り入れていきたいと考えています」(長島氏)