Adastria の社員を守る Enterprise Threat Protector の迅速でプロアクティブなセキュリティ

インターネットと直接接続する環境で、高度な脅威と情報漏えいから組織を守る衣料・雑貨小売企業の事例です。

「Enterprise Threat Protector は時間と手間をほとんどかけずに導入でき、数千台のデバイスをサイバー攻撃から守ってくれます」

Kousei Murano 氏、Digitalization Promotion Department シニアマネージャー

デジタル化によりビジネス戦略をサポート

「Play fashion!」を企業のミッションとするカジュアル衣料専門チェーンの Adastria は、約 1,400 の店舗で 30 を超えるブランドを展開しています。その Digitalization Promotion Department は、バリューチェーンのサポートやオンラインストアの顧客体験・顧客サービスの向上、製品製造をサポートする IT インフラの開発など、さまざまなイニシアティブに取り組んでいます。この部門はそのほか、情報セキュリティを維持しながら業務慣行を変革するための IT システムと情報セキュリティを構築する役割も担っています。

「デジタルテクノロジーを通じて社のビジネス戦略と従業員をサポートすることが使命です」と Digitalization Promotion Department 責任者の桜井 裕也氏は言います。「2025 年成長戦略の策定と実行にあたり、より幅広いお客様にご利用いただける製品カテゴリの拡大が重要です。このイニシアティブをサポートするため、デジタル化による顧客サービスの向上と変革に取り組み、従業員が能力を存分に活かせる一層快適な職場環境とワークスタイルを目指しています」

サイバー攻撃からすべての従業員を守る

デジタル変革は、顧客体験・従業員体験の向上とともに、セキュリティ侵害のリスクも高まります。「最も難しい課題が、ますます高度化するサイバー攻撃からお客様のデータを守ることです。1,400 ある店舗の多くの従業員が業務で使用するデバイスからインターネットに直接アクセスできます。このような環境では、サイバー脅威から組織を守れるメカニズムの導入が不可欠です」

コンピューターの知識向上はリスクを減らすのに役立ちますが、時間のかかるセキュリティトレーニングが必要になります。これは、多くの店舗でパートタイムの従業員がたびたび入れ替わる状況ではとりわけ困難です。セキュリティトレーニングの代わりに Adastria が必要としたのは、従業員をプロアクティブに保護するシステムでした。

店舗には 1 台の PC が配置され、フロアでは多くの携帯デバイスとタブレットが使用されています。これらのデバイスのインターネットトラフィックは本社でセキュリティが管理されていますが、店舗にはインターネットに直接アクセスできるデバイスも存在します。店舗の PC と携帯デバイスは、Web サイトの許可リストによりインターネットアクセスが厳しく制限されています。しかし、店舗のタブレットと本社の PC はさまざまな Web サイトにアクセスしてファッショントレンドをチェックするため、制限の対象外です。

「これらのデバイスは、フィッシングメールのリンクをクリックしたり、危険な Web サイトにアクセスしてマルウェアに感染するなど、セキュリティ侵害の原因になる可能性があります」と, Digitalization Promotion Department シニアマネージャーの村野 康生氏は語ります。

Adastria の店舗と本社のすべてのデバイスは、エンドポイントのウイルス対策ソフトウェアがインストールされていますが、さらなる保護が必要とされました。「ウイルス対策ソフトウェアだけでは検出できない脅威があります。デバイスが侵害されていれば、気づかぬうちにシステムがラテラルムーブメントで進入を受けるリスクがあります」(村野氏)。

この不安を払拭するため、Adastria は Akamai のクラウドベースセキュア Web ゲートウェイを選びました。Enterprise Threat Protector(ETP)は、シンプルかつプロアクティブにすべての従業員を脅威から保護するソリューションです。

全店舗のデバイスを 20 分で保護

「最初に Enterprise Threat Protector デモを見たとき、セキュリティの強化に役立つ優れたソリューションであることがすぐに分かりました」(村野氏)。デモを受けて、セキュア Web ゲートウェイを評価する概念実証(PoC)が始まりました。およそ一月の PoC でさまざまな潜在的な脅威が明らかになりました。これは、ウイルス対策ソフトウェアでは検出できなかった脅威です。こうして、2019 年 12 月に導入された Enterprise Threat Protector(ETP)は、現在も着実に効果を発揮しています。

「初期 PoC は、DNS サーバーからすべての DNS リクエストを Enterprise Threat Protector に送信するシンプルな構成をとりました。PoC から全社導入は、脅威検出を『アラート』から『ブロック』に変更するだけでした。すべてのデバイスの保護が 20 分の作業で完了しました」(村野氏)。

「Enterprise Threat Protector はワンアクションで本社から店舗までのすべてのデバイスを即座に保護できました。悪意のある Web サイト、標的型のフィッシング攻撃、データ窃盗をすべてブロックしてくれます。さらに、各デバイスの不正アクセスも阻止できます。Enterprise Threat Protector は当社にとって理想的なセキュリティソリューションです」

Enterprise Threat Protector を今後のデジタル変革イニシアティブに活用

Akamai のセキュア Web ゲートウェイを導入した Adastria は、自社のデバイスとインターネット間の悪意のあるトラフィックを自動でプロアクティブに防止し、ランサムウェアなど重大なセキュリティインシデントのリスクを抑えることに成功しました。

「Enterprise Threat Protector は時間と手間をほとんどかけずに導入でき、数千台のデバイスをサイバー攻撃から守ってくれます。組織内の潜在的な脅威を把握できるので、セキュリティ侵害に気づかずにいる不安が軽減されました。従業員のコンピュータートレーニングに多くのリソースを割くことなく、仮にフィッシングメールの標的となっても、重大なセキュリティインシデントが避けられます」(村野氏)。

Digitalization Promotion Department ディレクターの梅田 和義氏も成果を高く評価しています。「Enterprise Threat Protector の導入によるメリットには、ROI の大幅な向上に直結するものが多いと思います」

梅田氏は次のように締めくくっています。「COVID-19 の影響を考え、今後も従業員がどこからでも働けるようにサポートする必要があります。このために、クラウドファーストのアプローチでビジネスシステムを開発する必要がありました。さらに、IoT を活用したバリューチェーンの効率化も計画しています。これらのイニシアティブを進めるために、社内ネットワークとクラウドサービス/IoT デバイス接続のセキュリティを強化していく必要があります。Akamai Enterprise Threat Protector は、この目的に最適なソリューションであると確信しています」

Adastria について

主に衣料・雑貨を扱うカジュアルファッション専門チェーンの Adastria は、日本国内と海外に 30 以上のブランドで約 1,400 店舗を持ちます。2010 年より SPA ビジネスモデルにシフトし、製品計画から製造・販売までの統合バリューチェーンを展開。統合型の製造・販売プロセスとマルチブランドの強みを活かし、グローバルファッション SPA 企業への飛躍を目指しています。「Play fashion!」を企業ミッションとし、ファッションを通じて一人一人すべてのお客様の暮らしを「より楽しく」するための製品・サービスを提供しています。


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