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PRESS RELEASE

【セキュリティアラート】大規模で巧妙なDDoS攻撃の増加傾向に懸念

アカマイ、短期間で2度の大規模DDoS攻撃を緩和

Tokyo, Japan | July 02, 2020

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※本アラートは2020年6月26日、および7月2日に公開されたブログをまとめたものです。
6月26日付ブログ: https://blogs.akamai.com/jp/2020/06/akamai-mitigates-sophisticated-144-tbps-and-385-mpps-ddos-attack.html
7月2日付ブログ: https://blogs.akamai.com/jp/2020/07/largest-ever-recorded-packet-per-secondbased-ddos-attack-mitigated-by-akamai.html

安全なデジタル体験を実現するインテリジェント・エッジ・プラットフォームを提供する Akamai Technologies(以下、「アカマイ」)は、2020年6月に立て続けに2度発生した分散型サービス妨害攻撃(DDoS)を緩和したことをお知らせします。特に、6月21日(日)に観測した攻撃は、欧州の大手銀行を標的としたものでAkamaiプラットフォームにおいて観測史上最大のパケット/秒(PPS)となる1 秒あたり8億900万ものパケット数を記録しました。この攻撃はAkamaiの事前対応型緩和制御により完全に緩和されました。

Large-Scale DDoS Attacks Image

これは、PPS で測った規模としては最高と考えられ、Akamai プラットフォームでこれまで観察された最大記録の2倍をゆうに超える規模となりました。また、この攻撃のわずか 1 週間前に Akamai は別の大規模 DDoS 攻撃について発表したばかりでした。
(参考:https://blogs.akamai.com/jp/2020/06/akamai-mitigates-sophisticated-144-tbps-and-385-mpps-ddos-attack.html 『アカマイ 巧妙な1.44TBPS, 385MPPSのDDOS攻撃を緩和』 Akamai Japanブログより)
2020 年に入ってからのDDoS状況を全体的に見ると、大規模で複数の攻撃ベクトルを用いる巧妙なDDoSが今も衰えていないことがわかり、様々な業種の企業にとって非常に懸念される状況です。

攻撃タイプの違い:BPS と PPS

DDoS 攻撃は常にボリューム型であることを特徴とし、通常は 1 秒あたりのビット数(bps)で計測されます。このタイプのDDoS攻撃の目的は、対応できる設計容量を超えるトラフィックを送信することで、標的となるサイトから見てインバウンドのインターネットパイプラインを過負荷状態にすることです。一方で、PPS にフォーカスした攻撃の多くは、標的のデータセンターまたはクラウド環境内にあるネットワーク機器やアプリケーションを過負荷にすることを目的としています。どちらもボリューム型ですが、PPS 攻撃は、回線の容量ではなく、機器のリソースを疲弊させます。

DDoS 攻撃のタイプをわかりやすく比較するため、食料品店のレジに例えてみます。bps で計測され、大きな帯域幅を消費する攻撃は、1,000 人の買い物客がそれぞれカートをいっぱいにしてレジに並ぶようなものです。一方、PPS ベースの攻撃は100 万人の客がそれぞれガムを 1個買うといったものです。どちらのケースも、最終的にはサービスまたはネットワークがトラフィックに対応できなくなります。
今回の攻撃は明らかにPPSの負荷を高めてDDoS緩和システムを疲弊させるという目的で最適化されていました。

その他の特徴

  • ソース IP 数の増加
    今回送信されたパケットはソースIPアドレスの数が短時間で大幅に増加したという点も特徴の1つでした。標的となったお客様を宛先とするトラフィックのソースIP数は今回の攻撃中に大幅に増加しました。これは非常に分散度が高いことを示しています。このお客様を宛先とするトラフィックに利用された1分あたりのソースIP数は通常の600倍以上でした。
  • ソースIPの96.2%が未知
    この攻撃ではほとんどのトラフィックが2020年になるまで攻撃で記録されたことのない未知の IP から送信されています。初めて観察された(少なくとも最近の攻撃に関連して追跡されていない)ソースIPが96.2%も占めているのは、非常に稀なケースです。
  • ピークまでの速度
    6 月 21 日の攻撃は、サイズだけでなく、ピークに到達する速度の面も特徴的でした。数秒間で通常のトラフィックレベルから418Gbpsに拡大し、約2分でピークサイズである809Mppsに到達しました。攻撃全体の継続時間は10分弱です。

大規模DDoS攻撃の標的となっている業界
Large-Scale DDoS Attacks Image

今回の攻撃は欧州の大手銀行を標的としていましたが、下のグラフのピンク色の円で示されている通り、金融サービスは標的として狙われやすい業種といえます。このグラフは経過時間(X 軸)における Gbps(Y 軸)とMpps(円の大きさ Z)を業界別に表したものです。2020 年に発生した記録的なPPS攻撃は両方とも金融企業に対するものでしたが、グラフの右上の緑色の円が示すように1週間前に起きた過去最高を記録したMbps攻撃は大手のインターネット&電気通信企業(この攻撃ではホスティングプロバイダー)を標的としていました。

Akamaiの対応

こうした大規模な攻撃を有効に緩和するためには、計画と専門的なリソースが必要です。最初に顧客のトラフィックの内容を深く把握し、通常の、つまりベースラインとなるトラフィックパターンとボリュームを特定して、事前対応型の緩和制御を設定します。目的は、正当なトラフィックに影響を及ぼすことなく、悪性のトラフィックを検知し、緩和を成功させることです。事前対応型の緩和制御は、様々な攻撃に対する緩和効果を高めるために極めて効果的な方法であることが実証されています。ただし、事前対応型の緩和はAkamaiのSOCCチームが採用している多数のツールや機能の一例にすぎません。AkamaiのSOCCは、DDoS検知時間と緩和効果を継続的に改善しています。

Akamaiは常に業界をリードするSLA (Service Level Agreement) に基づいた、DDoS攻撃の検知と緩和を成功させています。テクノロジーと人とプロセスを組み合わせたAkamai独自の手法により、これまでも最大規模の攻撃を緩和してきました。Akamai、特に当社のSOCCチームにとって大規模なDDoS攻撃は日常茶飯事です。自動緩和と人間による緩和を組み合わせることで、インターネットをより安全な場所にすることが可能になります。

最先端の Akamai DDoS 緩和プラットフォームと SOCC の詳細については、こちらをご覧ください。
/content/akamai/en/products/security/prolexic-solutions

Akamai について
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