学生の安全を確保するために必要な Network for Learning

N4L(Network for Learning)は、自宅で学習する生徒向けのオンライン安全フィルターを迅速に整備する必要があり、Akamai Enterprise Threat Protector を採用しました

顧客のために展開方法を喜んで変更し、実際に有効な戦略を提供してくれるベンダーを見つけるのは簡単なことではありません。子供たちのオンライン活動の安全を確保する重要な保護レイヤーを保護者に提供するためには、Akamai のソリューションが不可欠でした。

Gavin Costello 氏, CIO, Network for Learning

Network for Learning(N4L)は、2012 年に創設された公営企業です。その目的は、情報格差を解消し、ニュージーランドのすべての若年者が自宅や学校の所在地に関係なくデジタル環境で学習できるよう支援することです。同社は、ニュージーランドのすべての学校および kura(マオリの文化と価値観に基づいて教育を行う公立学校)が、安全で高速かつ信頼性の高いインターネットサービスに接続できるようにすることを使命としています。N4L は同社の Managed Network を通じてこの使命を全うし、ニュージーランド内のすべての学校と kura の 85 万人を超える生徒と教員にサービスを提供しています。

生徒の登校日には、N4L は 1 日に 2,500 万以上の Web サイトをブロックしています。2019 年の調査期間(2018 年 7 月 1 日~2019 年 6 月 30 日)に同社は 5 億 8,200 万件を超えるセキュリティ脅威をブロックし、学校のインターネットユーザーへの影響を防ぎました。ニュージーランドの「2018 Broadband Provider of the Year」にも選ばれている N4L は、教育、政府、テクノロジーのパートナーと協力し、学校がデジタル接続を最大限に活用できるように、また生徒のオンライン活動の安全を維持できるようにサポートしています。

N4L は、学習中の子供の安全を保つ方法を継続的に進化させており、2018 年には Akamai の Enterprise Threat Protector を導入して、ニュージーランドの学校のセキュリティを強化しました。すべての学校に堅牢で安全なインフラを提供することを目標とする先進的なテクノロジー企業の N4L は、未知の状況でのかじ取り役として最適な立場にあるといえます。COVID-19(新型コロナウイルス)の世界的流行を受け、同社は Enterprise Threat Protector を活用し、自宅学習にシフトする生徒の保護を強化しました。

自宅学習者のオンライン環境の安全とセキュリティを強化

N4L の Managed Network は、業界をリードする安全およびセキュリティツールを中心に構築されていたものであり、デジタルテクノロジーを学習に活用できる手段として、校長、教員、生徒の親に信頼されていました。10 年近くにわたり、ニュージーランドの学校や kura にサービスを提供してきた N4L は、自宅学習者に対応するために、これまでの構想を拡張する必要がありました。そのためには、「Switch on Safety」計画に適しているとともに、導入しやすく簡単に使えて、かつ効果的なセキュリティソリューションを提供することが重要でした。Netsafe と教育省の支援のもとで N4L が主導するこの新たな計画は、学校の外で生徒が学習に使う接続をより安全なものとすることに重点が置かれています。

「当社はすでに戦略の重点を教室から学習者に移行していました。COVID-19 の流行による影響は、この戦略の実施を早めなければならなかったということだけです。サイバー犯罪、ランサムウェア、フィッシング攻撃が急増している状況で、監視の目が届かない在宅環境に生徒を移行するのですから、保護の強化が必要でした」と、N4L の CIO、Gavin Costello 氏は述べています。

そのため、N4L の IT チームは、ポルノグラフィーや自傷などの不適切なサイトに生徒や職員がアクセスしないよう制限できる DNS フィルタリングサービスを必要としていました。また、Google などの主要な検索エンジンでの SafeSearch を強化するとともに、マルウェア/フィッシングの防御機能を取り込む必要もありました。

強力な基盤上に構築

N4L は、インターネットのキャパシティとセキュリティに関する学校のニーズの変化に対応する取り組みの一環として、2018 年にネットワークをアップグレードしました。これにより、子供たちに安全なオンライン環境を確保するために役立つ機能が多数追加されました。Akamai の Enterprise Threat Protector もこうした新機能の 1 つであり、これによって標的型の脅威をリモートで事前に特定、ブロックし、緩和できるようになりました。

Enterprise Threat Protector を導入するまで、N4L はニュージーランドのすべての学校の脅威管理をオンサイトのファイアウォールや集約型のフィルタリングシステムに依存していました。同社は Fortinet FortiGate ファイアウォールに基づくアップグレードソリューションでセキュリティ対策を大きく改善するとともに、Enterprise Threat Protector を利用することで、急速に変化する脅威の状況に前もって対処できるようにしました。

「FortiGate と Enterprise Threat Protector により、学校のネットワークで生徒と職員の安全を確保できることはわかっていましたが、自宅で彼らを守る手段がありませんでした。ほとんどの ISP はホームプロテクションのソリューションを提供していますが、これらを利用している家庭は約 3% しかありません。とても複雑だからです」と Costello 氏は述べています。

わずか 2 週間で自宅学習者向けのソリューションを整備しなければならない状況で、豊富な知識を持つ N4L の IT チームは、同社の既存のソリューションを簡単に活用する方法を見いだしました。N4L の Enterprise Architect、Clayton Hubbard 氏は、「Enterprise Threat Protector が効果的であることはわかっていましたが、学校のネットワーク外で使用したことはなかったのです」と述べています。

典型的な登校日の場合、N4L の Managed Network はネットワーク上の 82 万 5,000 人のユーザーから 2 億 5,000 万件を超える DNS リクエストを受信します。これらのうち、Enterprise Threat Protector が 1 日にブロックするリクエスト数は約 180 万件にのぼります。

「N4L は、サービスのユーザー数に関し、教育セクターにおいて特殊な組織といえます。セキュリティソリューションの多くは、当社のユーザーベースに対応してスケーリングすることはできませんが、Akamai は気が遠くなるようなボリュームのインターネットトラフィックを毎日処理しています。これに加え、Akamai は誤検知が他社より少なく、有効率が高いという特長もあります。この点でも、Enterprise Threat Protector ソリューションは際立っていました。さらに、Akamai のこのソリューションに対するロードマップも非常に魅力的です」と Habbard 氏は述べています。

何千人もの生徒を守る

N4L のユニークな「Switch on Safety」フィルターの一部として、Enterprise Threat Protector は 1 日でテストが完了し、実稼働可能となりました。N4L はニュージーランドのすべての生徒に簡単に安全フィルターを適用し、インターネット上の不適切なコンテンツや脅威から生徒を守ることができるようになりました。

この安全フィルターは、危険または学習に不適切であると分かっているさまざまな Web サイト(アダルトサイトのほか、マルウェアやフィッシング詐欺などの危険なソフトウェアをホストしていることが分かっているサイトなど)へのアクセスをブロックします。このフィルターは、N4L が学校に適用している複数の安全セキュリティサービスの 1 つを拡張したものであり、生徒や教員は今後 2 年間無料で利用できます。ニュージーランドが COVID-19 によるロックダウンを実施した際、困窮している生徒に教育省からノートパソコンが支給されましたが、そのノートパソコンでもこのフィルターを使用できるようにしました。また、生徒の親やその他のユーザーは、N4L の「Switch on Safety」Web サイトでセットアップ手順を参照できます。

リリースから 6 週間で、子供たちのデバイスの少なくとも 1 台にこの安全フィルターを適用している世帯数が約 15,500 世帯にまで拡大しました。同期間に、このフィルターによって 130 万を超える Web サイトと 30 万を超えるオンライン脅威がブロックされました。

ノースランド地方 Ruakaka の Bream Bay College は、このフィルターが広くリリースされる前に最初のテストが行われた学校の 1 つでした。その学長である Wayne Buckland 氏は次のように述べています。「子供を信用できるかどうかという問題ではありません。外の世界がデバイスに入り込んで情報を盗もうとしたり、不適切なことをしないよう阻止するのです。N4L はこれまでも学校でのオンライン活動で生徒の面倒をみてきてくれましたし、自宅でオンライン学習中の生徒を悪質なコンテンツから守るための素晴らしい方法を考え出してくれました。この安全フィルターは、子供のオンライン環境の安全について心配する親たちに安心してもらうためにも役立ちます。」

Oamaru’s Weston School の校長、Deidre Senior 氏も次のように述べています。「デバイスを自宅に持っていくと知った時に最も心配したのは、学校で使っていたようなフィルタリングが適用されなければ、子供たちはどのような Web サイトにアクセスするだろうかという点でした。N4L のフィルターは、オンラインの危険性について気づいていないかもしれない親、特に、デバイスがなくインターネットの利用が限られていて、子供が初めて家でデバイスを使用するような家庭をサポートするために役立っています。」

「Akamai のおかげで学校の外で子供たちを守る戦略が可能となりました。この種のソリューションをこのようにすぐに取り込むことができたのは初めてです。私達は潜在的な需要に対応するとともに、このソリューションを利用する価値やニーズをわかりやすく伝えるようにしました」と、Costello 氏は締めくくっています。

Network for Learning について

N4L は公営企業として、2013 年以降、Managed Network を通じ政府の教育目標の達成を支援しています。現在はニュージーランドのすべての学校と kura を安全で高速かつ信頼性の高いインターネットサービスに接続し、国立学校および統合学校に無償でサポートを提供しています。2019 年の調査期間(2018 年 7 月 1 日~2019 年 6 月 30 日)に同社は 5 億 8,200 万件を超えるセキュリティ脅威をブロックし、学校のインターネットユーザーへの影響を防ぎました。ニュージーランドの「2018 Broadband Provider of the Year」にも選ばれている N4L は、教育、政府、テクノロジーのパートナーと協力し、安全性とセキュリティが確保されたデジタル接続を学校が最大限に活用できるようにサポートしています。



関連するお客様事例

Security

Intuit

Read More
Edge DNS

Microgame

Read More
Security

Suntory Business Systems

Read More