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三井ホームのロゴ

所在地

東京都新宿区

業種

製造業

主な効果

  • 80を超えるビジネスシステムのための認証プラットフォームを導入
  • 5,000人以上のユーザーのリモートアクセスをサポート
  • コロナ禍に安全なテレワークを実現

ソリューション

住宅建設会社がデジタルトランスフォーメーションを推進

三井不動産グループの中核である三井ホームは、カスタム住宅の建設、医療施設の建設、不動産リースや土地利用の事業を行っている企業です。同社のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進部は、同社を支える情報通信テクノロジー戦略を管理しています。DX推進部長の原康之氏は次のように説明しています。「私たちの役割は、三井ホームとグループ全体のシステム戦略や開発計画の考案、構築、管理です。また、コアシステムとネットワークの責任部門であるため、業務は一般情報システムの枠を超えて拡大しています」。

住宅情報サービスが紙ベースからインターネットベースのワークフローへ移行したため、不動産業界は最新の情報通信テクノロジー(ICT)の活用に積極的に取り組んできました。コロナ対策の実施に伴い、対面でのコミュニケーションを避け、ICTツールを使用して顧客とのオンライン会議やウェビナーイベントを開催することへの関心が高まりました。「三井ホームはICTでイノベーションを推進しています」と、三井ホームコンポーネントの経営企画部長であり、元システムグループ長である池澤仁志氏は述べています。「デジタルテクノロジーを使用して顧客志向のサービスを提供するだけでなく、社内の人事システムを常に更新し、柔軟性を高め、高度な機能を追加しています。現在は、オンプレミスシステムからクラウドベースのシステムへの移行を進めています」。

重要なビジネスシステムをクラウドに移行

クラウドベースのシステムに移行することで、三井ホームはシステムの管理や保守に伴う人件費を削減することができます。「たとえば、開発期間が2年で、資産が5~7年で減価償却される場合、オンプレミスシステムの使用期間は合計で約10年です」とDX推進部の山我真之氏は言います。「部分的な追加や交換を行うだけでは、最終的なシステムは時代遅れになる可能性があります。そのため、すぐにアップグレードできるクラウドソリューションが最適な選択肢であると判断しました」。

多くの三井ホーム社員が営業所や建設現場で働いているため、オンプレミスのビジネスシステムをIaaS(Infrastructure as a Service)クラウド・コンピューティング・モデルに移行して仮想化されたコンピューティングリソースを確保することは、理に適っています。「私たちは幅広いビジネスシステムを使用しています。たとえば、すべての従業員が使用する社内ポータル、営業担当者が使用するCRMや顧客情報、建設現場で使用するプロセス管理、予算管理、保守管理、CADツールなどです」と山我氏は言います。「これらのアプリケーションをリモートで使用する際、従業員はオフィス内で使用するときと同じ体験を求めています。クラウドベースのシステムにはインターネット接続でどこからでもアクセスできます。そのため、当社はまず2015年に現場作業に関わる全従業員にタブレットを支給し、続いて2018年にスマートフォンを支給しました。最近では、これらのモバイルデバイスからクラウド上のビジネスシステムにアクセスできる環境を構築しました」。

リモートアクセスを全社に拡張

リモートアクセスを拡張するという決定は、国際的なスポーツイベントの開催に伴って従業員のワークスタイルに変化が起こると予想されたことに合わせて行われました。「夏の大規模スポーツイベントの前後に電車が混雑することが予想されていました。そのため当社は、自宅で仕事をする、あるいはモデルハウスをサテライトオフィスとして使用する、といったテレワークソリューションを探し始めました」と池澤氏は振り返ります。「私たちは、東京首都圏で働く従業員の約70%、つまり計2,000人がテレワークをすることになると想定していました。この規模では、必要なモバイルルーターの管理とVPNアカウントの作成、メンテナンス、ライセンス取得に膨大な労力を要します。そのため、リモートアクセスを実現する新しい方法をすぐに考えなければなりませんでした」。

当時、三井ホームはUSBモバイルルーターとVPN接続を使用して約300人の従業員にリモートアクセス接続を提供していました。需要に合わせてこれを拡張することもできましたが、しかし、5,000ものユーザーに対応する全社的なテレワークソリューションに必要なスケーラビリティを検討し始めたことから、Akamaiのゼロトラスト・ネットワーク・アクセス・ソリューションであるAkamai Enterprise Application Accessを導入することにしました。

また、同社はEnterprise Application AccessによってVPNテクノロジーのセキュリティ上の脆弱性が排除されることも認識していました。「VPNは通常、ユーザーがビジネスシステムに簡単にアクセスして使用できれば十分です。しかし、VPN接続は運用作業サーバーに直接接続するという点で内部LANに似ています」と山我氏は言います。「VPNアカウントが攻撃者にハイジャックされると重大なリスクになり、データ漏えいにつながる可能性があるため、ゼロトラストの新しいリモートアクセス方法が必要でした」。

コストと時間の削減を達成

Enterprise Application Accessを導入したことで、三井ホームは次のようなメリットを得ています。

多くのユーザーに簡単に拡張

山我氏はこのように述べています。「VPNでは、ユーザー数が増加するたびに手作業で調整を行う必要がありました。しかし、Enterprise Application Accessでは、LDAP認証にリンクされたビジネスシステムへのアクセスを許可するワークフローの一環として、アカウントの作成が行われます。作業量を増やすことなくアカウントの作成と管理を行えるため、運用チームに負担をかけることなくユーザー数を増やすことができると思いました」。

場所を問わず接続可能

「IaaS上のビジネスシステムは、EAAコネクター(仮想アプライアンス)を使用してインターネット経由で簡単かつ安全にアクセスできます」と山我氏は説明します。「Enterprise Application Accessコネクターは、追加コストなしで、とても簡単に、任意の数量でアクティベートできます。当社にとってその機能は魅力的でした」。 

ユーザーにとって便利なWebベースのアプリケーションアクセス

「クラウドに移行する前は、オペレーティングシステムが更新されるたびに使用できなくなるクライアントサーバー・ビジネス・アプリケーションが多数ありました」と池澤氏は言います。「そのため、Webアプリケーション環境に変更して、必要なときにどのデバイスからでもアクセスできるようにしました。Enterprise Application Accessを使用すると、Webアプリケーションに任意のWebブラウザーを使用してアクセスできます。VPNのようにクライアントソフトウェアを配布して管理する必要もないため、運用の合理化にも役立ちます」。

強固なテクノロジー基盤

「CDNで有名なAkamaiのソリューションは十分なキャパシティを備えており、安定したサービスを提供してくれると判断しました」と池澤氏は述べています。「安定したパフォーマンスに加えて、100%アップタイムのサービスレベル契約にも説得力がありました」。

 

直感的な操作性で利用を促進

三井ホームがサービス契約を締結してから約2年が経過した現在、Enterprise Application Accessを介してアクセスされるビジネスシステムの数は、開発環境とトレーニング環境を含めて80以上に達しています。ユーザーアカウント数は、当初は約2,000でしたが、現在は5,000以上に増加しています。これには、三井不動産グループの従業員や外部ベンダーも含まれます。この環境には、およそ4,000台のコンピューター、3,500台のタブレット、3,500台のスマートフォンからリモートアクセスできます。

「Enterprise Application Accessが初めてリリースされたとき、私たちはアプリケーションにアクセスする方法として2つのオプションを提供しました。従来の社内アクセスの方法と、新しいEnterprise Application Accessのルートです」と山我氏は言います。「ユーザーは2つのアクセス方法があることに混乱し、関心を示しませんでした。アクセスの速度にはほぼ違いがなかったため、社内外からビジネスシステムにアクセスする方法として、ただちにEnterprise Application Accessに標準化しました」。

ユーザーが高く評価している主なポイントは、非常に直感的で使いやすいことです。「Enterprise Application Accessの利点の1つは、ユーザーが社内ネットワークから接続しているのかインターネットから接続しているのかを考える必要がないことです」と池澤氏は言います。「もちろん、どのデバイスからでもブラウザーを介してアクセスできることも、ユーザーにとって重要です。たとえば、スマートフォンでワークフローシステムにアクセスし、承認などの決裁を求めることができます。これにより、上級職の従業員はオフィス外にいてもスマートフォンで決定事項を承認できるため、かつては1週間かかっていた決裁をわずか1日で完了できます。また、管理者の見解として、当初は多数のユーザーのリモートアクセスに警戒していましたが、AkamaiのEnterprise Application Accessのゼロトラスト・セキュリティによって、セキュリティは確保されていると安心できます」。

リモートアクセス環境が整っていた三井ホームは、コロナ禍の前から十分な体制ができていました。日本で緊急事態宣言が発出され、在宅勤務が推奨されたとき、パニックが発生する理由はありませんでした。Enterprise Application Access経由のアクセスはゼロトラストの概念に基づいており、内部と外部のシステムアクセスを区別しないため、従業員はほとんど説明を受けなくても使用することができました。「説明したのは、会社のコンピューターの申請方法や、ビデオ会議やチャットの方法などです」と池澤氏は言います。「こうしたパンデミック中の対策として、Enterprise Application Accessはリモート作業の生産性向上に大きく貢献してきました」。

Secure Access Service Edgeの導入を目指してクラウドコンピューティングを推進

Enterprise Application Accessの導入以降トラフィックが減少しているため、三井ホームは将来的に社内ネットワークを再編しようとしています。リース回線の契約を結んでいるネットワークが多数あり、同社はその契約を変更してインターネット中心にする予定です。三井ホームは、クラウド時代の新しいネットワークとセキュリティの枠組みであるSecure Access Service Edge(SASE)を導入します。原氏は次のように述べています。「三井ホームはすでにクラウドベースのシステムに移行しており、クラウドの利用をさらに促進するためには、クラウドから総合的なネットワークおよびセキュリティ機能を提供するSASEに将来性を感じています。また、SASE分野での専門知識を備えたAkamaiのサポートにも期待しています」。

三井ホームについて

三井ホームは、三井不動産グループの中核企業です。1974年の創業以来、耐震性や断熱性といった基本性能に優れたツーバイフォー工法(枠組壁工法)のリーディングカンパニーとしての地位を築いています。技術開発を通じた性能改善を追求し、安心安全で快適な住宅をつくることを目指しています。環境に優しい木材を使用したサステナブルな建物を提供して社会に貢献することに加え、優れた技術力と設計能力にさらに磨きをかけ、人々が求める住宅やライフスタイルの選択肢を提供したいと考えています。https://www.mitsuihome.co.jp

Akamaiについて

Akamaiは、AIが推進する世界の力となり、守るクラウドカンパニーです。当社のクラウドプラットフォームは、コアからエッジまで高性能なクラウドコンピューティングを提供し、次世代のAIアプリケーションの構築と拡張を可能にするとともに、包括的な多層防御によって、進化し続けるサイバー脅威から企業を保護します。詳細については、akamai.comおよびakamai.com/blogをご覧いただくか、XやLinkedInでAkamai Technologiesをフォローしてください。

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