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Nissen Group

所在地

日本、京都
www.nissen-hd.co.jp

業種

主な効果

  • 参照履歴APIをエッジでキャッシング
  • 複雑なクエリーをエッジで処理して最適化
  • 大規模セール時でも快適なショッピング体験を維持

ソリューション

エッジコンピューティングでパーソナライズのパフォーマンス問題を解決

カタログ通販の老舗として女性を中心に人気を誇るニッセンは、インターネット通販事業にも注力しています。ニッセンオンラインWebサイトを中心に、プラスサイズ・ブランド・ファッション専門のオンラインモールや、さまざまな他社のオンラインモール内に設置されたマルチブランドストアの運営など、独自のサービスラインナップを展開しています。

ニッセンの理念は、買い物客のひとりひとりが思い描く「あったらいいな」と思うものを、想像以上に優れた形で実現することです。買い物客への驚きや満足感の提供をめざしています。そのため、高品質のオンラインショッピング体験やサービスの提供に妥協はありません。

「当社は、ミッション、ビジョン、価値を維持するために、積極的にIT対策に取り組んでいます。もちろん、安定したインフラの構築と運用をめざしていますが、お客様に価値を提供するために、早い段階から「積極的なIT」戦略にも力を入れています」と、ニッセンホールディングスIT戦略推進本部の加藤雄一氏は述べています。

eコマースサイトのパフォーマンスは、オンラインショッピングの非常に重要な部分です。スムーズに製品を閲覧・購入できなければ、ユーザーはすぐに競合サイトを選んでしまいます。そのため、ニッセンでは早い段階からAkamai Cloudを活用して、eコマースサイトのパフォーマンスの維持・向上をめざしました。近年、ユーザーデータの保護は、サービスプロバイダーの責任と考えられるようになっています。そこで、ニッセンはAkamaiのセキュリティソリューションを積極的に活用して、サービスの安全性を向上させています。

しかし、同社が最初にオンラインショッピング事業を開始して以来、Webテクノロジーとデバイス環境は劇的に変化し進化しています。特に重要なのは、個人の好みや活動に合わせたパーソナライズを重視することです。CDNテクノロジーには、ユーザーの近くのネットワークのエッジに静的コンテンツデータをキャッシュすることで、高速にWebページを読み込めるという利点があります。一方、パーソナライゼーションテクノロジーはユーザーの属性や購入履歴に基づいてコンテンツを動的に表示できますが、頻繁なAPI処理が必要になるという課題もありました。

「APIコールの増加に伴うページ表示のパフォーマンスと読み込みの問題を解決する必要がありました。当社は非常に多くの製品を取り扱っており、お客様ごとの推薦商品などの機能などにより、APIリクエストに含まれるクエリーのパターンが非常に複雑になり、CDNのキャッシュヒット率に課題が生じていました。非常に多様なAPIリクエストがオリジンサーバーに大きな負荷をかけていたため、ネットワークのエッジ側に処理を効率的にオフロードする方法を模索していました」と、経営推進本部IT戦略推進部の新居宏紀氏は述べています。

この問題を解決する方法として、エッジ・コンピューティング・テクノロジーの検討が始まりました。クエリーに含まれている製品コード要素をエッジ処理で解析して保存できれば、キャッシュヒット率が大幅に向上して、オリジンサーバーの負荷が軽減されるため、コストを削減できユーザー体験は向上します。

Akamaiは、EdgeWorkersによるエッジサーバー上でのカスタムロジックの実装と、EdgeKVによるエッジ上でのキーバリュー・ストア・データベースの実行が可能なサーバーレス・エッジ・コンピューティングを提供しています。

加藤氏を始めとするニッセンのスタッフは、長年Akamaiのサービスを信頼するユーザーでした。そのため、EdgeWorkersとEdgeKVを実装することにしたのです。もう1つの重要な理由は、フロントエンドのエンジニアが使い慣れた言語であるJavaScriptでコーディングできるということです。つまり、すでに社内にあるスキルを活用できたのです。

「Akamaiの高品質なサービスを手放すことはできませんでした。当社は長年にわたりAkamaiのサポートを受けています。ニッセンオンラインがどのように機能するかを理解しており、継続して正確なアドバイスとテクニカルサポートを提供してくれています」と、加藤氏は述べています。

複雑なクエリーをエッジで分割処理して最適化

これまでのニッセンオンラインでは、ユーザーがサイトにアクセスすると、ブラウザー/アプリで複数のアイテム(製品コード)を羅列した長いリクエスト(URL)が生成されていました。

たとえば製品A、B、C、Dがあるとき、A+B、B+C+D、C+Dは別々のリクエストとして判別されます。製品は3万点以上もあり、その組み合わせパターンが膨大になるため、キャッシュヒット率が低くなります。その結果、多くのリクエストがオリジン側で処理されてしまいます。

そこでニッセンは、複雑で長いリクエストが来ても、エッジ上のEdgeWorkersでリクエストを分解し、効率的にキャッシュヒット率を高めるコードを開発しました。そのコードをEdgeKVと併用してパーティション化されたデータベースに製品データを格納することで、オリジンに到達するクエリーの数を削減してサーバーの負荷を大幅に改善することができました。

「複雑なパターンのクエリーの多くをネットワークのエッジにオフロードして処理できるようになり、APIのレスポンス性能が6倍速くなりました。その結果、サイトのパフォーマンスが向上し、ユーザー体験が向上しました。エッジで製品コードごとにクエリーを分割するという、これまでできなかったことが可能になったという点で、エッジコンピューティングに大きな価値を感じています」と、新居氏は述べています。

パフォーマンスの向上はあらゆる種類のセールス戦略に通じる

これまでニッセンオンラインでは、アクセス集中時のパフォーマンス劣化を懸念して、ソーシャルメディアでのプロモーションを控えるケースもありました。今ではサイトの現在のインフラにさまざまな戦略を簡単に処理するために十分な容量があるため、ビジネス部門はいつでも必要なサービスとコンテンツを積極的にプランできます。

ニッセンが開発したプログラムや取り組みは、世界中のeコマースサイトが抱える同様の問題を解決できる最先端のアイデアとしてAkamaiのAPJ EdgeWorkers Coding Contestで最高賞を受賞しました。機能性と革新性に加えて、社会にも影響を与える可能性がある点が評価されました。

ニッセンは、ユーザーのショッピング体験をより充実させるために、パーソナライズやレスポンスを改善し、テクニカルな取り組みを一層改良したいと考えています。そのためのシステムを実装するインフラとしてのEdgeWorkersへの期待値は高く、さらなる応用範囲の可能性を感じています。

最後に、加藤氏はAkamaiに対する高い期待について話しました。「Akamaiから受けている手厚いサポートにはとても感謝しています。たとえば、日常業務で何ができるかできないかを明確に説明した後、問題解決策を複数提案してくれます。これは、私にとって印象的だった信頼できるサポートの1つです。インターネットショッピング業界では、リッチコンテンツ、セキュリティなどのさまざまな手段により、顧客サービスを改善する必要があります。Akamaiが今後もニッセンのパートナーとして、積極的にビジネスをサポートしてくれることを期待しています」。

Akamaiについて

Akamaiは、AIが推進する世界の力となり、守るクラウドカンパニーです。当社のクラウドプラットフォームは、コアからエッジまで高性能なクラウドコンピューティングを提供し、次世代のAIアプリケーションの構築と拡張を可能にするとともに、包括的な多層防御によって、進化し続けるサイバー脅威から企業を保護します。詳細については、akamai.comおよびakamai.com/blogをご覧いただくか、XやLinkedInでAkamai Technologiesをフォローしてください。

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