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オフェンシブAIの実運用化:最新セキュリティを支える「攻めの」オープンフレームワーク

July 31, 2026 by Danielle Walter

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Akamai は「オフェンシブ AIテストフレームワーク」の構築に向けた取り組みを発表します。このオープンフレームワークは、Akamai Application Protection Platformを拡張し、AIを活用したセキュリティ検証と、ガバナンスの効いたランタイム防御(実行時保護)を連携させるものです。

私たちの目標はシンプルです。お客様がすでに信頼している既存技術からより大きな価値を引き出せるよう支援すると同時に、アプリケーション、API、デジタルサービスを保護する基盤をさらに強固なものにすることです。

 

AIによるセキュリティ検証の実運用を支援

アプリケーションセキュリティはかつてないスピードで進化しています。複雑化する環境下において、脆弱性の発見、セキュリティの検証、攻撃シミュレーション、そしてリスクの把握といった領域をAIが根本から変えようとしています。毎日のように新技術が登場し、セキュリティチームは自社のアプリケーションやAPIに対してかつてないレベルの可視性を得ていると同時に、これまで以上に変化の激しいイノベーションのエコシステムが形成されています。

この進化自体は歓迎すべきものです。技術革新によって選択肢が広がり、脅威の発見が早まることで、セキュリティチームは自社のリスクをより正確に把握できるようになります。しかし同時に、新たな課題も生じています。企業は「最新のAIセキュリティツールの導入」と「本番環境を守るための信頼できるプラットフォームの活用」のどちらか一方を選ぶ必要はないはずです。本来、両者は相互に連携して機能するべきだからです。

Akamai のApplication Protection Platformはこのギャップを埋め、最先端のAI技術と既存の強固なセキュリティ基盤をシームレスに統合します。

Application Protection Platformが目指す次なる進化の形

Application Protection Platformの最大の目的は、本番環境の保護にあります。アプリケーションおよびAPIセキュリティボットおよびAIエージェント対策アカウントプロテクション分散型サービス妨害(DDoS)防御、そしてAIセキュリティの各機能を一つの共通基盤に集約しています。これにより、組織はインテリジェンスを共有し、現代のアプリケーション全体への一貫したポリシー適用による適応型防御を実現できます。

セキュリティの脅威が変化すれば、プラットフォームもそれに応じて進化しなければなりません。現在、多くの組織がAIを活用したテスト、攻撃シミュレーション、セキュリティ検証、そして攻撃者視点に立ったオフェンシブセキュリティ技術に投資し、悪用可能な弱点をかつてない速度と精度で特定しようとしています。

こうした技術革新は、セキュリティチームのリスク認識を大きく変えつつあります。しかし、根本的な目的は変わりません。セキュリティの成果は、最終的に「本番環境のアプリケーションをどれだけ確実に保護できたか」によって評価されるべきです。

だからこそ、単により多くの脆弱性を発見することだけが重要なのではありません。検証済みのセキュリティインテリジェンスを、エンタープライズ環境に求められるガバナンスを維持しつつ、より効率的かつ一貫して運用に組み込むことこそが、今企業に求められていることなのです。

 

検証と保護をつなぐ際に見落とされがちな「時間の壁」

脅威を発見してから実際のランタイム防御へ反映するまでの間には、どうしてもタイムラグが発生します。検証済みの結果であっても、評価、優先順位付け、承認を経て、本番環境へ展開可能な防御策へと変換されなければなりません。このワークフローは、複数のチーム、テクノロジー、運用プロセスをまたぐことが多くなります。AIによって脆弱性の発見や検証を加速させる一方で、リスクを特定してから実際の保護を適用するまでの時間をどう短縮するかは、依然として多くの組織にとって大きな課題となっています

今回構築を進めているオフェンシブ AIテストフレームワークは、まさにこの課題を解決するために設計されています。新たなセキュリティ検証製品を単に追加するのではなく、すでに利用されているAI活用型の検証テクノロジー群とApplication Protection Platformをつなぐ「オープンなフレームワーク」を提供することが狙いです。

このフレームワークが発展することで、お客様は自社のワークフローに検証結果を直接組み込めるようになります。これにより、得られたセキュリティインテリジェンスが、対応するすべてのエンフォースメントポイントにおいて連携したランタイム防御へとスムーズに変換されます。

 

プロセスとガバナンスの主導権を維持する

運用プロセスやガバナンスの要件、自動化へのアプローチは企業によって異なります。本フレームワークはそうした独自のプロセスを補完するように設計されており、自社の環境内で検証結果をどのようにレビューし、承認し、運用に組み込むかをお客様自身で常にコントロールすることができます。

選択肢を狭めないオープンなエコシステムの構築

AIセキュリティ領域における技術革新のスピードを見れば、一つの明確な事実が浮かび上がります。それは、「アプリケーションセキュリティの未来は、単一のベンダーによって定義されるものではない」ということです。

AIを活用したテストであれ、攻撃シミュレーションであれ、あるいはこれから生まれる未知のアプローチであれ、企業は今後も自社の環境に最も適した技術を採用し続けるでしょう。Application Protection Platformの役割は、そうした技術革新を置き換えることではなく、信頼性の高いランタイム防御を通じて、お客様が新しい知見を実運用へと確実に落とし込めるよう支援することだと私たちは考えています。

この思想は、今回の新たな Akamai のフレームワークにも反映されています。私たちは、オープンな統合フレームワークを構築することで、お客様が選んだツールをそのまま活用でき、同時にテクノロジーパートナーが自社のイノベーションを本番環境の保護基盤と連携させることができるエコシステムの実現に向け、長期的な投資を進めています。

私たちが目指すのは、検証されたセキュリティインテリジェンスを、適応型防御、共有される脅威インテリジェンス、そして一貫したポリシー適用と結びつけ、共通のプラットフォーム上でより簡単に活用できるようにすることです。

現在、初期のエコシステムパートナーとしてTenzaiおよびIonixと協力し、異なるAIアプリケーションセキュリティ技術から得られた知見を、このフレームワークを通じてどのように運用に乗せることができるか検証を進めています。

About the Author(s)

Danielle Walter

Danielle Walter

Danielle Walter は、世界中の IT プロフェッショナルが革新的な IT 変革を通じて組織の成長を導くのを、積極的にサポートしています。クラウドプロバイダー向けのメッセージング/ブランディング分野を専門として担当した後、セキュリティを専門とするようになりました。業界のソートリーダーシップとコラボレーションしたり、イベントで講演したりと、積極的に活動しています。休暇には、認定ソムリエとして、新しいワイン、食べ物、旅先を探求しています。