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状況
2008年4月からサービスを開始したAdobe TVは、世界水準のクリエイティブツールであるAdobe Creative Suite®製品群を含むAdobe製品に関する専門的なインストラクションやインスピレーションを提供する無料のオンライン動画リソースです。Adobe TVは、クリエイティブなコミュニティに情報を提供し、刺激を与え、かつ楽しませるように設計されており、オンライン(tv.adobe.com)で新しいAdobe Media Playerのネットワーク番組として利用できます。Adobe TVでは、顧客や見込み客が積極的にAdobe製品を使用して新しい製品の良さを理解してもらえるように、作成から再生までAdobeの最先端の動画テクノロジーの力をデモンストレーションしています。最初の2か月でAdobe TV Webサイトに250,000人近いユニークビジターと約150万回の再生を記録しました。また、Adobe TVネットワークを介して130万人のユニークビジターが2,000万回以上Adobe Media Playerで視聴しました。
課題
Adobeでは、効率的かつ迅速に新しいコンテンツを複数の配信チャンネルに毎日公開できるようにすること、また申し分のない体験を世界中のユーザーに提供することを最初から目指していました。これがAkamaiを採用することになった理由です。
目標
Adobeでは、ブランドと目標をサポートするために以下の2つの重要な要件を満たす必要がありました。
- より優れたエンドユーザー体験を確保する:Adobeは、クリエイティブで優れたWeb体験に根ざしたブランドを持つグローバル企業として、世界中のユーザーが高品質な映像を楽しめるようにする必要がありました。
- コンテンツの公開を合理化する:Adobeには、スタッフがコンテンツをAdobe TVサイトとAdobe Media Playerの両方に効率的かつ頻繁に公開することを可能にするソリューションが必要でした。
Akamaiを選ぶ理由
短時間で提供できる
「Adobeは、固有の要件に適応させるAkamaiの能力、および企業目標を達成するためのAkamai Stream OSの柔軟性に感銘を受けました。さらに、Akamaiのコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)は世界中の視聴者に達するための優れた能力を備えていました。それで、Akamaiを選択したことは正しい判断でした」とBob Donlon氏(Adobe TVのエグゼクティブプロデューサー)は述べています。
AdobeがAkamaiをパートナーに選んだ後、比較的短い時間で容易にAdobe TVを立ち上げて稼動させることができました。Akamai Media Framework(プレーヤー・ソース・コードを備えた開発者ツールキット)は、AdobeがAkamai Stream OSワークフローおよびメディア・デリバリー・ネットワークに簡単に接続することを可能にする基盤を提供します。「カスタム動画プレーヤーアプリケーションを含め、この規模のプロジェクトを立ち上げるのにたった5か月しかかからなかったというのは驚異的です」とDonlon氏は述べています。
柔軟なプラットフォームを利用する
さまざまなワークフローに対応できるなどStream OSソリューションの柔軟性は、Adobeにとって非常に重要でした。たとえば、デモンストレーションしたAdobe製品のトライアルバージョンをサイト訪問者がダウンロードできるように、Adobe TVの動画の横にリンクを含めたいと考えていました。「すべてのWebページを手動で更新することになれば、チームに多大な負担を掛けることになりました」とDonlon氏は説明しています。Stream OSを使用することにより、Adobeでは各動画に関連付けられたメタデータの一部としてリンクを含めることができています。動画を発行すると、リンクが自動的に表示されます。加えて、メタデータによりサイト訪問者はコンテンツを簡単に見つけることができます。
公開プロセスを合理化する
Adobeでは、視聴者の常連層を形成し、繰り返しアクセスしてもらうために新しいプログラムを毎日提供することの重要性を理解しています。200本の動画を公開して以来、2~6本の新規動画を毎日(平日)公開してきました。AdobeではAdobe TVとAdobe Media Playerの両方に公開しているため、二度手間が生じる可能性がありました。基盤となるテクノロジーについて学習しなくても、同時に複数の従業員がAdobe TVのコンテンツを公開できるようにする必要がありました。
AkamaiのStream OSソリューションによって、実質的にシームレスなワークフローを使用してストリーミング動画を公開できるようになりました。また、動画を手動で公開した場合に通常は生じるボトルネックを減らすこともできました。「このソリューションがなければ、コンテンツを2つのロケーションに手動で公開しなければなりませんでした。これは、コストがかさむ、うんざりするような作業です」とDonlon氏は説明しています。
RSSの利用
Adobe Media Playerは、CBS、MTV Networks、Universal Music Group、PBS、Condé-Net、Scripps Networksなど主要なテレビ放送局や有数のコンテンツメーカーによる幅広いテレビプログラムおよびエンターテインメント動画コンテンツを提供するデスクトップストリーミング動画プレーヤーです。
Adobe Media Playerでは、RSSフィードを利用して、規模の大きいコンテンツライブラリーの更新および公開を行います。Stream OSでは、Media Framework(Adobe Flash® PlayerへのRSSの構文解析および公開をサポートするプレーヤーのベストプラクティスを提供します)とRSS Manager(RSSフィードの簡単な作成およびコンテンツの変更を行います)の両方でRSS公開標準をサポートしています。
「特に、当社のメディアプレーヤーはRSSアグリゲーターであるため、公開ワークフローを実現するためにStream OSを利用することは簡単でした」とDonlon氏は述べています。コンテンツは、適切なRSSフィードにマップされたStream OS内のディレクトリにアップロードされます。これにより、公開を手動で行う必要がなくなります。別のRSSフィードを作成することによって、他の配信チャンネルを簡単に追加できます。
シンジケート番組での配信
Adobeの目標は、できるだけ多くの人に自社製品の情報を発信することです。ユーザーが自分のサイトまたはページにAdobeの動画を埋め込むことができるようにすることによって、情報が到達する範囲を大幅に広げています。「第三者のサイトに表示される場合でも、Akamaiが当社の動画すべてを配信しているので、体験を制御し続けることができ、再生品質がAdobeブランドの評判を高めると確信することができます」とDonlon氏は述べています。Adobeは口コミの力とインターネットのネットワーク効果を利用することによって、実質的なマーケティング投資なしに、メッセージの到達範囲を広げ、Adobe TVの成果を高めることができています。
エンドユーザー体験のカスタマイズ
Akamai Media Frameworkは完全にオープンソース化されているため、Adobeは固有の要件を満たしたカスタムストリーミング動画プレイヤー体験を作成できました。これには、レーティングや人気によるランキングなどのコミュニティ機能が含まれます。視聴者がコンテンツを評価すると、Stream OSはその情報をRSSフィードでAdobe TVインターフェースに公開します。Adobeでは、Stream OSレポーティングツールによって、Adobe TVサイトで、またAdobe Media Playerを使用してコンテンツにアクセスした視聴者の人数を特定できます。
オンライン動画のメリットを十分に活かす
Adobeにとって動画は、クリエイティブなコミュニティに情報を提供し、刺激を与え、かつ楽しませる効果的な手段です。また、動画によってほとんどのAdobe製品の取得方法をユーザーに示すことができます。Akamaiが提供するAdobeのメディア管理および配信ワークフローによって、世界中の何百万人ものデザイナーや開発者によって視聴され、一方で収益に直接影響を与える動画を簡単に管理および分類することができます。「Adobe TVに関するAdobeのビジョンは、オンライン動画を使用してより強力な方法で顧客基盤と関わるようにするというものでした。Adobe TVサイトからのトライアルダウンロードの10%近いコンバージョン率によって、この試みの成功が明らかになりました。つまり、効果的に視聴者の関心を引き付け、Webサイトの訪問者を買い手に変える可能性を高めています」とDonlon氏は結んでいます。