Ryt Bank

所在地

マレーシア、クアラルンプール

rytbank.my

主な効果

  • APIの可視性の向上
  • コンプライアンスリスクの軽減
  • 保護の強化

ソリューション

製品

AIを活用した安全なバンキング体験の構築

世界初のAIを活用した銀行であるRyt Bankは、数百万人のマレーシア国民に高速でインテリジェント、かつ安全なバンキング体験を提供することを目指しています。しかし、APIが銀行全体のデータフローを支える一方で、従来のクラウドプラットフォームにおけるAPIの可視性の欠如やコンプライアンス上の課題が原因で可視性のギャップが生じ、ガバナンス、業務効率、そして顧客の信頼を脅かす事態となりました。Akamaiのソリューションを導入したことで、Ryt BankはAPIの完全なインベントリを取得し、セキュリティポスチャを強化し、デジタルエコシステムをRMiT(テクノロジーにおけるリスク管理)の要件に適合させることができました。

次世代のデジタル銀行の創出

Ryt Bankは創業当初から、迅速で大胆、かつスケールを前提に設計されたスタートアップ精神で事業を運営してきました。AIは、インテリジェントな送金から支出に関する知見、会話型のサポートに至るまで、あらゆる機能を支えています。 

マレーシアの銀行の未来を切り拓く中で、Ryt Bankは、スピード、インテリジェンス、ユーザー体験の新たなベンチマークを設定しています。しかし、その成功には、より根本的な要素、すなわちデジタルバンキングの新時代をサポートできる、セキュリティが確保されたAPI主導の基盤が必要でした。

APIは、コア・バンキング・システム、マイクロサービス、ベンダー統合、AIモデル、モバイルアプリを接続する、Ryt BankのAIを活用した体験のバックボーンです。APIは重要なシステムを相互に接続するため、同行ではネットワーク全体のすべてのAPIと、それらがもたらすリスクを完全に可視化する必要があります。「APIのおかげで、高速で安全、かつ革新的なデジタル・バンキング・エコシステムを提供できます。しかし、それらを完全に可視化できなければ、コンプライアンスの問題や運用上の死角が生じるリスクがありました」と、Ryt BankのCTOであるNic Ngoo氏は説明します。

オープンバンキングで高まるセキュリティへの期待

マレーシアにおけるオープンバンキングの動きにより、より接続されつつも適切にガバナンスが施されたエコシステムに対する銀行のニーズが加速しました。「オープンバンキングは、私たちが体験を構築してきた方法と一致しています」とNgoo氏は述べています。「しかし、それには、レジリエントでセキュリティが確保され、慎重にガバナンスされたテクノロジーが求められました。すべての統合に信頼と保護を組み込む必要があったのです」

これをサポートするために、Ryt Bankは、動的なAPIの増加、AI駆動型のワークロード、継続的なコンプライアンス検証に対応できるセキュリティプラットフォームを必要としていました。

現在の環境における制約が、潜在的な予期せぬリスクを招いていた

コンプライアンスを実証するために不可欠な、自動化されたAPI探索と完全なAPIインベントリが欠如していることで、運用上の負担が発生しました。「私のチームは、APIの可視性と脅威検知の欠如を手動で監視し、補償するために、かなりの時間を費やしました」とNgoo氏は説明します。

さらに重要なのは、この制限によってセキュリティリスクが生じたことです。「APIは当社のサービスにとって極めて重要です。保護が不十分な場合、機微な情報が漏えいしたり、可用性が低下したりする可能性があり、顧客の信頼や規制コンプライアンスが脅かされてしまいます」と同氏は続けます。

Ryt BankがAkamaiを選んだ理由

厳格な評価プロセスを経て、Ryt Bankは包括的で適応性の高いセキュリティスタックを提供し、銀行の要件や進化し続けるセキュリティニーズとの強力な連携を実現するために、Akamaiを選択しました。「Akamaiは、エッジロケーションの専用ネットワークと通信事業者との直接的な提携関係により、包括的な地域カバレッジを提供してくれました」とNgoo氏は述べています。「自動探索、ふるまい異常検知、WAFおよびボット防御機能(適応型WAFエンジンを含む)は、当行のセキュリティポスチャと進化し続けるニーズに、より適合していました。また、100%のアップタイムSLAも提供されました」

同行は、2つのAkamaiソリューションを採用しました。

  • App & API Protector:適応型WAF、ボット緩和、WebおよびAPIトラフィックに対する一貫した保護を提供します
  • API Security:自動化されたAPI探索、インベントリ、ふるまい分析、異常検知を可能にします

これらのソリューションを組み合わせることで、Ryt Bankは、Web、モバイル、AI駆動型の環境全体で統合された保護を提供し、管理されているAPIと管理されていないAPIの両方を完全に可視化できるようになりました。また、WAFとAPIランタイム保護の間で共有されたインテリジェンスを活用した、適応型の自動防御も実現しています。

中断ゼロのオンボーディング

オンボーディングは、リスクを最小限に抑えるために構造化され、段階的に実施されました。システムインテグレーターのNutworkzが、その実行において中心的な役割を果たしました。「まず、WAFルール、ボット設定、DDoSポリシーなど、すべてのセキュリティ制御をマッピングし、Akamaiでそれらを複製して最適化できるようにしました」とNgoo氏は述べています。

また、Nutworkzはドメイン移行も管理し、SSL/TLS検証とトラフィックルーティングをシームレスに移行しました。このプロセスにより、同行はトラフィックパターンと潜在的なAPIリスクを即座に可視化できました。

APIの完全な可視性とコンプライアンスへの対応を実現

包括的で適応性の高いAPIセキュリティフレームワークにより、Ryt Bankは運用オーバーヘッドを削減し、進化し続ける脅威に対するレジリエンスを強化しました。「垂直方向(North/South)と水平方向(East/West)の両方のトラフィックを完全に可視化することで、開発チームからの入力を必要とせずに、使用中のすべてのAPIに関する完全で動的なインベントリを把握できるようになりました」とNgoo氏は述べています。

さらに、同行はコンプライアンス上の最大のリスクの1つであるシャドウAPIを迅速に発見し、排除しました。「Akamaiは、異常な使用パターンや潜在的な悪用など、疑わしいふるまいに対してコンテキストに応じたスコアリングとアラートを提供してくれます。これにより、ガバナンスが強化され、RMiTへの対応に対する自信が高まりました」

Ngoo氏はまた、同行のセキュリティポスチャに対する新たな自信を強調しました。「当行のAPI基盤とアプリケーションは、あらゆるタイプの攻撃からエンドツーエンドで保護されていると確信しています」

長期的な成長に向けたセキュリティの強化

Akamaiは、Ryt Bankが拡張性を重視したセキュリティを確立するのを支援しました。「脅威が進化し、当行のフットプリントが拡大する中、Akamaiは自信を与えてくれます」とNgoo氏は述べています。同氏は、適応型WAF保護、堅牢なDDoS緩和、金融サービス向けに設計されたAPIセキュリティの重要性を強調しました。「Akamaiは100%のアップタイムを実現し、セキュリティポスチャを強化してくれます」

今後も、Akamaiは、Ryt BankのAIとデジタルバンキングのロードマップを実現する中核的な支援役の1つであり続けます。「Akamaiのおかげで、安全にイノベーションを推進し、コンプライアンスを維持し、スケーリングに合わせて中断のないサービスを提供できます」とNgoo氏は締めくくりました。

Ryt Bankについて

Ryt Bankは、YTLグループがSea Limitedと提携して運営する、世界初のAIを活用した銀行です。インクルーシブなイノベーションに取り組んでいるRyt Bankは、テクノロジーと文化への深い理解を融合させ、マレーシアのすべての人々にとって、よりシンプルでスマート、かつ安全な銀行を実現しています。

Akamaiについて

Akamaiは、オンラインビジネスの力となり、守るサイバーセキュリティおよびクラウドコンピューティング企業です。当社の市場をリードするセキュリティソリューション、優れた脅威インテリジェンス、グローバル運用チームによって、あらゆる場所でエンタープライズデータとアプリケーションを保護する多層防御を利用いただけます。Akamai のフルスタック・クラウド・コンピューティング・ソリューションは、世界で最も分散化されたプラットフォームで高いパフォーマンスとコスト効率を実現しています。多くのグローバル企業が、ビジネスの成長に必要な業界最高レベルの信頼性、拡張性、専門知識を提供できるAkamaiに信頼を寄せています。詳細については、akamai.com/ja および akamai.com/ja/blog をご覧いただくか、XLinkedIn で Akamai Technologies をフォローしてください。

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