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銀行業界は近年、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)の採用により大きな変革を遂げています。こうしたAPIの普及により、銀行は新たな機会を活用し、顧客体験を強化し、ビジネスの成長を促進することができるようになりました。
APIは、銀行エコシステム内のさまざまなシステムとアプリケーション間でシームレスな統合を実現する上で重要な役割を果たしています。銀行は、APIを介してサービスやデータを公開することで、サードパーティの開発者、FinTech(フィンテック)の新興企業、その他の金融機関とコラボレーションして、革新的なソリューションを生み出し、サービスを拡大できるようになりました。しかし、このような明確な利点がある一方で、APIの公開には必ずリスクが伴います。
APIのセキュリティリスクは、APIの機密性、完全性、可用性に重大な脅威をもたらす可能性があります。これらのリスクには、不正アクセス、インジェクション攻撃、サービス妨害攻撃、不適切な認証および権限昇格、入力検証の欠如、安全でない認証情報保管、不適切なロギングおよび監視などが挙げられます。このようなリスクに対処するために、銀行業界のリーダーである同社はNoname Security(現在はAkamai傘下)と提携を結ぶことになりました。
コンプライアンスの維持
金融サービス業界では、公正かつ透明性のある慣行の確保、消費者の保護、金融システムの健全性の維持において、規制の遵守が最も重要となります。顧客確認(KYC)およびアンチ・マネーロンダリング(AML)規制において、金融機関は顧客の身元を確認し、マネーロンダリングやテロ資金供与に関連する潜在的なリスクを評価し、疑わしい活動を報告することが求められます。
その他には、クレジットカード業界データセキュリティ基準(PCI DSS)の規制が挙げられます。これは、カード所有者のデータを保護するために大手クレジットカード会社によって確立された一連のセキュリティ基準です。金融規制に関して言えば、これらの規制はごく一部にすぎません。そのため、金融サービスのリーダーにとって、APIを通過するデータを把握することが極めて重要でした。
同社では、APIの探索、データ分類、脆弱性、異常検知に重点を置き、APIエコシステムの全体的な可視性を向上させてリスクを把握、管理、緩和する必要がありました。また、F5の本番環境との統合にも重点が置かれました。
APIフットプリントの明確化
Noname API Securityプラットフォーム(現Akamai API Securityの一部)により、お客様のネットワークとの間で送受信されるAPIトラフィックが、プラットフォーム内と同様に可視化されました。Akamai API Securityエンジンでは、トラフィックの分析が行われ、金融サービスリーダーのAPIがすべて検出されました。リアルタイムのトラフィック分析で新規APIや既存APIの変更が識別され、お客様のダッシュボードでデータの記録および更新が行われました。
このプラットフォームはエージェントやサイドカーに依存せず、クラウドインフラと統合されているため、APIがAPIゲートウェイに登録されているかどうかに関わらず、すべてのAPIを認識します。内部および外部API、レガシーAPI(APIゲートウェイより前から存在するAPI)、シャドウAPI、不正API(ゲートウェイを経由してルーティングされていないAPI)がすべて検出され、APIアタックサーフェスがかつてないほど可視化されます。
今後の展望
銀行業界のリーダーは、一連の基準を用いて正常なAPIセキュリティを評価します。その中でAkamaiがサポートしているものの1つが、迅速なトリアージ(対処の優先順位付け)です。主な目的は、発見された問題の重大度を分析する方法を決定することであり、SOCはこれによって迅速に評価、トリアージ、アラートへの対応を行えるようになります。
Akamaiについて
Akamaiは、AIが主導する世界の力となり、守るクラウド企業です。Akamaiのクラウドプラットフォームは、ハイパフォーマンスのクラウドコンピューティングをコアからエッジまで拡張することで、組織が次世代のAIアプリケーションを構築・拡張できるよう支援するとともに、企業を進化するサイバー脅威から守る包括的な多層型セキュリティを提供します。詳細については、akamai.comおよびakamai.com/blogをご覧いただくか、XやLinkedInでAkamai Technologiesをフォローしてください。